ごあんない
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毎日は乗らないのでまだ救われているんですが、満員電車に乗ってると、負け犬気分に浸れます。だって気温調節が自分でできないんだよ? これはなんつーか権利や自由を迫害された感じですよ。暑いっつーの。温度下げるボタンを吊り革につけとけっつーの。温度調節担当者に俺のだらだら垂れ流す汗をブヒャーっとぶっかけてやりたい。
温度ジョッキーが温度をプロデュースしてくれたらオーディエンスが大喝采するのにと思った。 松坂牛とかいいよね。ストレス与えられずに育てられるから。食われちゃうけど。 官庁街で大勢が電車を降りて、そこから俺の目的地まで割と空くのもむかつく。満員電車の乗客の中には、エリートの奴隷とそうでない奴隷がいて、俺はエリートの枠から漏れてるってことじゃんか。 俺は牛丼チェーン用の肉だと思った。 それが嫌なら運転手つきのリムジンに乗れってことなんだが、都内だと電車に乗っちゃうのが一番早い移動方法だったりする場合が非常に多いのでロールスロイスには乗らずに営団地下鉄に乗るわけですが、というかむしろ積極的に時間にシビアな電車に乗ってるわけですが、混雑してるときは加速減速に時間がかかるし前後に列車が詰まってたりするから早く出かけても到着時刻がぜんぜん変わらなかったりするんだよ。 魔法じゃないかと思った。 満員電車に乗るときのコツってまとまってたらいいなーって思った。揺れて荷重をかけられた際には抵抗したほうがいいとかしないほうがいいとか。心を無にするコツとか。奴隷根性が染み付かないようにするコツとか。 途中の駅でどっちの扉が開くかをマスターするとずいぶん楽になるね。 車内での所作、立ち居振る舞い、儀式を円滑に完遂するためのハウツー集があるといいなと思った。 満員電車って外的な刺激を受けながら身動きがとれないという環境なのでいろいろ考えてしまう。あわただしい私たちに哲学的思索をめぐらす時間的余裕を与えてくれる状況。 ということはですよ、現代人に課せられた苦行なんじゃないだろうか。円滑に執り行ったり、うまく立ち回ったりしたら自分のためにならないんじゃないか、なんて考え始めちゃったんだけど後方3メートルの上空からこの俺を見下ろすもうひとりの俺が「それはノイローゼ」って言ってる。
by exitemegane
| 2006-01-19 00:40
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