ごあんない
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映画でも本でも音楽でもなんでもいいんですけど、そのもの自体に面白さが付随しているんじゃなくて、受け手が面白がれるかどうかで決まるのではないでしょうか。
どんなものだって受け手の努力次第で面白くなると思うわけです。 たとえば一般的にグロ気味のものでも人によっては「かわいい」と評価することがありますし、慣れさえすればノイズミュージックの中に繊細さや叙情性を感じ取ることだってできるようになります。 その努力をせずに何かを見聞きし、あれはクズだ、くだらない、つまらない、損したと言う人に対しては、もったいねえなあと思ってしまう。 だって映画の大人料金払ったらさー、なんか面白がって帰らなきゃ休日が無ですよ無。無以下。 だからといって創作者が客に対して「面白がる努力が足りねえ」なんて言ってしまっては元も子もありませんので、作り手側は受け手が面白がる努力をせずに簡単に面白がれるようなものを作ることが重要になります。 なるべく多くの客を飽きさせないためには、いつ、どこで、誰に対して、どのような労力やコストを割いてもらった上で見てもらうかという、アウトプットを前提にした上で何を創作すべきか考えることが早道だと思います。 お年よりは小さい字を読みにくいとか、子供は難しい言葉がわかんないとか以外に、アウトプットが想定されていれば必然的に締め切りが発生し、「制作途中で飽きちゃった」「いくら手を入れても完成した気がしない」みたいな事態の防止につながるメリットがあります。また、上映時間やページ数などによって同じテーマであっても構成を変更する必要があります。 自主制作の創作物が面白がられず、陽の目を見ないことがままある理由は、アウトプットを明確に定めない点にあると思われます。 自主制作なら、制作者が自分だけのために何かを作るなんてことも実は許されるので、あるいはそういった覚悟をして自覚的に制作すればそれなりに形になるのでしょうが、妙な色気を出してエンターテインメントを混入しようとするあまりバランスを欠いてしまうケースが多々見受けられます。前に書いたこと。 エンターテインメントとして創作するならば、幅広い層に対してアピールしなければなりません。 個人的なテーマを工夫もなしにそのまま用いると、特殊すぎて共感を得にくいことがあります。これを克服するためには、問題を抽象化するといいかもしれません。 どんな人間でも似たような悩みや喜びを抱えているものなので、自分の体験から要素だけを抽出して、あとはそのテーマに適した形状に細部を作り変えちまえ。 ちなみにこれ画伯が言ってたんですが、『ロード・オブ・ザ・リング』から要素を抽出してアフリカ風味にすると『ミラクル・ワールド/ブッシュマン』になります。 似たような感動物語であっても、たとえば老人男性同士のファックにするか、若い男女の恋愛話にするかとか、片方が詐欺容疑で刑務所に入ってるうちに残りが老衰で死ぬのか、難病でサナトリウムに行くことにするかとか、舞台を戦前の満州にするか、1980年代にするかとか、対象によって色づけを変える工夫が共感を呼ぶ(=客をだます)コツなわけです。 あーくそつまんねえこと書いてますねでもなるべく毎日更新しようと思っていたので上げちゃう。やっぱり黙ってる勇気っていうのは必要ですよね言いたいことがべつにねえなら黙ってりゃいいんだ俺。面白いこと言えなそうなら黙ってるほうがずっといいぞ俺バカ最低。更新することが目的になったらもうダメですね、それこそアウトプットを想定してないってことじゃないのかと思ったので数日書き込むのやめよっかな。ではみなさんよい週末を! コメントを受けて追記。 でもまあほれ、どのように発表するものかを考えるっていうことをブログにあてはめて考えるとね、必ずしも更新しなくちゃいけないものとは限らないわけですよ。べつに仕事にしてるわけじゃないし、やっぱり発表の場であるより先に日誌覚え書きの類なんだから。 だけどそんなのを他人様に見える位置に置いてると世間体というのが気になる。色気が出る。そうするとエンターテインメントの範疇に足をつっこまざるを得ない状況に陥る。やはりコメントとトラックバックによってレスポンスをもらう前提にあって、これを意識すると、人はいい顔をしようとする。 なんと社会的な生き物でしょう。 自己を満足させるものなら、自分が何によって満足をするのか知ることが必要。 他者との交流(ちやほやされること)だけが目的じゃない人が、それにばかりとらわれているのはおかしい。 毎日更新という目標だけを達成すると満足なのか。 ある程度の質の文章を書いて誰かに読んでもらうことが満足なのか。 退屈な日々にわずかなスパイスなのか。 自分をみつめなおすためなのか。 ブログやってなかったら、思いついても打ち捨てているはずのアイデアをひろいあげてストックしておけるから、俺はブログやってるんじゃないかなと思ったですよ。 こうやって追記するのも勝手だし、エキサイトは日付も適当に設定できるようになったし、RSSリーダとかあるし、速報である必要もねえし、いつ更新したって日付にこだわる必要はべつにないんじゃね? と思った。 また追記。 > 訪問者のコメント そうそう、そういう受け手からのフィードバック。 誰に読ませるかを想定せずに書く場合はそれが基準になりますよね。 だから何か書くのが好きそうな友達を誘ってブログ開設するようにしむけてみちゃどうよ、っていうのを今度書こうと思っています。 こうやって長々と書いたことは、これを読んで思ったことと言えるような言えなくもないような。 サイト更新されず――ウェブログの使い分けと「更新しない勇気」 [絵文録ことのは] 書いてる途中にちょっと意識はしました。 リンクを貼ろうと思ってすっかり忘れてて、今になって読み返してみたところ、あんまり似てなかった。 また追記。 つーか長い文章は誰も読まねえんだよ。
by exitemegane
| 2004-11-05 18:39
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