ごあんない
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ゆんべ堂本さんの社交性のあるほうが出てる民放のしゃべり場を見てたら、なんか自殺は是か非かみたいなこと言い合ってた。
顔を隠した自殺志願者やら自殺未遂者が出て、タレントがいろいろ質問したりアドバイスしたりする内容。 堂本さんの社交性のないほうがこの番組を見たらどんな感想を抱くんだろう。 病気で若くして死んだ人についてのVTRが流れてたのね、その人が書いた小説が死後に出たんだって。作者の生死を余裕で書籍の売りにしちゃうんだなーと改めて知って、それを出版社とテレビ局が電波で宣伝してるなーと思って悲しくなった。 製作者がほかに死期が近づいてるやつを探したりしてんのかなーとか、収録中に女が倒れるハプニングでラッキーって思っただろうなとか、倒れた女は事務所に所属しててタレント志望だったりするのかなとか、そういう考えになってしまって悲しくなった。 マスメディアがこういうメッセージを流すことで前向きになるやつが増えるなら別にいいんだけど、どうなんだろう。自殺を考えてる人向けの放送ではなく、最初から自殺はいかんって考えてる人や、他人への思いやりがある私ってなんて善人なんでしょうとかで満足できる人向けに作ってあるっぽいところが嫌で嫌で悲しくなった。 誰だって死にたくないのと同時に死にたい欲求も持っていて、その狭間で揺れ動くことが生きてるってことじゃないんかね。 生きること、自殺を選択しないこと即ち善であるみたいな価値観を押し付けずに、自殺志願者を安心させる方法はないものかと思ったのです。 出演者同士で人の死を道具にすんなとか怒鳴ってた。人の死をいちばん道具にしてんのがこの放送だっつーのな。やらせだったらいいのに。
by exitemegane
| 2006-01-15 09:31
| 日記
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